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チンアナゴ2

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • 前に浮沈子を利用した「チンアナゴ」という動画を公開しました。それは、力を加えると沈むもので普通の浮沈子と同じ動きをしました。
  • 今回はこれとは逆に力を加えると浮き上がり、穴から出てくるチンアナゴを作りました。
  • チンアナゴは以前と同じように作りました。曲がるストローの片方の口をふさぎ、もう一方におもり(ナットを利用)を取り付けます。水中に入れると底に沈むように内部に吸い上げる水の量を調整します。このとき、チンアナゴが浮くか沈むかのぎりぎりのあたりにしてください。
  • これを巣穴に入れて、水で満たした水差しに入れます。ゴム風船(先端を少し切り落としておく)を口にかぶせて太いゴムで固定します。
  • ゴム風船の端を上に引っ張ると、チンアナゴは穴から出てきます。内部の体積が増えて、中の空気圧が下がります。空気の体積が増え、浮力が増加してチンアナゴは浮き上がります。
    次に、ゴム風船を引っ張る力をゆるめると、内部の空気の体積が減少して浮力が下がり、チンアナゴは沈んで巣穴にもどります。
  • この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。
【キーワード】 浮力、浮沈子、負圧
【関連項目】

チンアナゴ力をかけると浮く浮沈子

【参考】 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P34-37、P42-47
石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P14-15、P34-35

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更新日:2019.10.1