容器とふた１（カウントダウンで何かが起こる）

まずは見てみよう！

どんな実験？

実験手順と種あかし

• 板でふたをして空きカンを水中に沈め、板を押さえている手を離します。すると板ははがれず、何も起こりません。
• 次に、カウントダウンを始め、それが終わると、板がはずれます。
• これは、カンの底にある小さな穴に秘密があります。
• はじめ、穴を指でふさいでおきます。そうすると、カンの中の空気圧はほぼ大気圧で、この圧力で板の下面を上向きに押します。一方、板の上面には水圧（大気圧より水深の分だけ圧力が大きい）がかかり、板を下向きに押します。上から押す圧力の方が大きく、板は容器に押し付けられます。板ははがれません。
• 次に、カウントダウンを始めてカウントが終わるときに穴を押さえている指をずらします。カンの中の空気圧はカンの底の圧力と等しくなります。板を下から押す圧力が上からの圧力よりも大きくなり、板が持ち上がります。
• この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。

【キーワード】	深さと圧力
【関連項目】	はがれないおわん２
【参考】	日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P38－41. 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P18－19.

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