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つながれた3つの風船を上げる

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • 3つの風船を糸でつなぎ、サーキュレーターの風の中に浮かべます。
  • それぞれの風船はあばれたり、ぶつかり合ったりしますが落ちません。
  • 風船が流れの外に出そうになると、風船の近くの流れが風船に沿って曲げられて(コアンダ効果)外に出ていきます。このとき、風船と流れの間にはお互いどうしを引き寄せ合う向きに力がはたらきます。流れには外向きの力がはたらいて、この力によって流れが外向きになるのです。逆に、風船には内向きの力がはたらいて流れの中に引き戻されます(作用・反作用の法則)。このようにして、それぞれの風船は外に飛び出さないのです。
  • この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。
【キーワード】 物体まわりの流れの性質、コアンダ効果
【関連項目】

サーキュレーターで風船を上げる

【参考】

石綿良三・根本光正「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P128-133.

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更新日:2022.4.1