A-TS05-20 北陸地区流体工学研究会
主査 川端信義（福井大学）
幹事 木綿隆弘（金沢大学），石川拓司（福井大学）
研究会は年 2 回開催され，夏は石川県で，冬は富山県と福井県が交代で開催しています．夏の研究会は，正員による発表を主体にして各県から 1 件程度の発表と，新入会員や会員外の先生による特別講演を行うことになっています．平成 17 年度は，夏は 9 月 3 日に金沢工業大学にて開催され，岩坂泰信先生（金沢大）による黄砂の長距離輸送，石川拓司先生（福井大）による微生物を含む溶液のシミュレーションおよび田中太先生（富山大）による室内火災に関する研究についての特別講演が行われ，例年通り正員，学生員合わせて 100 名以上が参加し，正に北陸地区流体工学部門講演会の位置づけとなっています．冬の研究会は，大学院学生による発表を主体にし， 1 件程度の特別講演を行っています．今年度は 3 月 4 日に福井大学工学部にて開催され，昨年の金沢大学で開催された流体工学部門講演会にて部門賞受賞を記念した山本富士夫教授（福井大学）による特別講演会を行いました．北陸地区の流体工学関連研究の特徴として，キャビテーションなどの気液混相流方面の研究者が多いということが挙げられ，本研究会と並行して，気液流れのダイナミクスに関する研究会があり，活発に活動しています．
３月４日開催の北陸地区流体工学研究会
以下に， ９月と３月の研究会の プログラムを示す．
開催日： 2005 年 9 月 6 日（土）
会 場：金沢工業大学 野々市キャンパス
11:35 ～ 12:25 特別講演（ 1 ）散水設備騒動時における区画火災の性状の研究 田中 太（富山大）
13:30 ～ 14:20 特別講演（ 2 ）黄砂の長距離輸送 岩坂泰信（金沢大）
14:20 ～ 15:10 特別講演（ 3 ）微生物を含む溶液のシミュレーション 石川拓司（福井大）
15:20 ～ 16:55 企画「可視化・計測技術」
（ 1 ）感圧塗料による可視化計測について 坂村芳孝（富山県大）
（ 2 ）タービン翼列研究における静圧場の測定にと可視化実験 小幡正一（金沢工大）
（ 3 ）モニュメント型サボニウス風車の開発及び風車まわりの流れのＰＴＶ計測と圧力推定について ○中田大志（福井大院），村井祐一（北大），山本富士夫（福井大）
開催日： 2006 年 3 月 4 日（土）
会 場：福井大学 文京キャンパス
10:30 ～ 11:20 特別講演 ＰＩＶアルゴリズムの発展 ○山本富士夫（福井大院）
11:30 ～ 12:15
(1) Stochastic Estimation を用いた水平チャネル内気液二相流の再構築問題
○福田祐史（福井大院），鈴木崇夫（福井大院），山本富士夫（福井大院）
(2) ベンチュリにおけるキャビテーションに関する通気の効果
○東孝樹（金沢工大院），佐藤恵一（金沢工大），斉藤康弘（金沢工大）
(3) Study on the dependence of the skin friction on the bubble distribution
○黄健（福井大院），福田浩士（福井大院），山本富士夫（福井大院）
13:30 ～ 14:30
(4) 海陸風による上空数千メートル大気中に存在するエアロゾルの拡散シミュレーション
○高橋洋平（金沢大院），木村繁男（金沢大），歌野原陽一（金沢大），木綿隆弘（金沢大），小松信義（金沢大）
(5) 円管急縮小部を通る高分子溶液の流れの可視化と微視的構造
○藤田祐介（福井高専専攻科），藤田克志（福井高専），川端信義（福井大）
(6) スクリュー式遠心ポンプの気液二相流性能に及ぼす羽根巻角度の影響
稲本孝之 ( 金沢大院 ) ，○北川新也 ( 金沢大工 ) ，松井良雄 ( 金沢大 ) ，
上野久儀 ( 金沢大 ) ，長谷川雅人 ( 金沢大 )
(7) 直列２角柱の流力振動に関する研究
安井聡（金沢大院），○森快貴（金沢大），岡島厚（金沢学院短大），
木綿隆弘（金沢大），木村繁男（金沢大）
14:45 ～
(8) ダリウス型風車における翼周りの流れと性能
○兼松大輔（富山大院），冨岡政裕（富山大・学），川口清司（富山大），
田中太（富山大），奥井健一（富山大）
(9) インターレーサ内の高速空気流
○横田隼人（福井大院），家元良幸（福井大工），田上秀一（福井大工）
(10) 近傍に球体を有する固体壁と衝撃波が干渉した際の圧力特性
○大西剛平（富山県立大・学），小谷明（富山県立大・院），鈴木立之（富山県立大），
坂村芳孝（富山県立大），舟渡裕一（富山県立大），足立孝（埼玉工大）
(11) 乱流モデルを用いた正弦波面上乱流の数値シミュレーション
○堀内学（富山県大・院），永田哲朗（富山県大・学），中川慎二（富山県大），
石塚勝（富山県大）