平板の後ろのロウソク
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 平板の後ろにロウソクを立てて正面から吹くとロウソクの火は消えません。
- 板にさえぎられて流れが後ろに回り込めないからです。このように流れが物体から離れてしまう現象を「はく離」といいます。多くの物体では流れははく離します。これに対して流線形ははく離しにくい形です(参考:ドルフィンジャンプ)。
- 比較的板が小さい場合には、右図のように板の後ろに循環する弱い流れができます。このような流れを「はく離渦」といいます。実験動画を見ると、息を吹いた瞬間、板の後ろにあるロウソクの火が前にたなびくことがわかります。これははく離渦によるものです。勢いよく息を吹きかけるとこのはく離渦によって火が消えることもあります。
【キーワード】 | はく離 |
【関連項目】 | 円柱の後ろのロウソクを消す |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P136-139 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P68-69 |
更新日:2014.2.1