水の加速
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 水で満たされたペットボトルの中に発泡スチロールのボールと銅のボールを入れておきます。
- 左方向に加速させ、動き出しの瞬間にそれぞれのボールがどちらに動くのかを見ます。
- 銅のボールは置いていかれ、発泡スチロールのボールはより前に(加速方向に)動きます。
- これは密度の違いによるものです。水より重たい(密度の大きい)銅のボールは加速しにくく、動きが遅くなります。水と発泡スチロールをくらべると、重たい(密度が大きい)ほうの水が置いていかれます。水が後ろのほうにきますので、発泡スチロールは前に押し出されるのです。
- また、このときの力の関係は水中にできる圧力こう配(あるいは圧力差)で説明することもできます(参考文献を参照)。
【キーワード】 | 流体の加速度運動、圧力こう配 |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P90-97. |
更新日:2010.8.5