1円玉を水に沈める
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 1円玉を水に沈めるとひらひらと落ちていきます。何枚か繰り返しても同じ場所に落ちることはあまりありません。
- 一般に、物体に流れが当ると、多くの場合、物体背後ではく離(渦ができる)が起こります。この渦のことを「はく離渦」といいます。それらの多くの場合、発生した渦は順に物体から離れ、下流に流れてきます。
- 1円玉のような円板や球形の物体などでは、その渦のでき方が不規則になり、物体は流体から不規則な力を受けます。そのため、実験では不規則にひらひらと落ちたのです。
- 野球のナックルボールやサッカーの無回転シュートも同じ原理で、不規則な変化が起きます。
【キーワード】 | はく離渦 |
【関連項目】 | 1円玉を油に沈める |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P174-179. |
更新日:2011.4.1