無回転シュート
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- ボールを回転しないようにして発射させるとボールの背後に不規則にはく離渦が発生し、順に下流に流れるという現象が起こります。渦が発生・放出されるのに従って流体から力を受け、ボールの軌道が不規則に変化します。
- 実験では毎回異なる変化が起こっています。いわゆる「ぶれだま」といわれる変化球です。
- 野球のナックルボールやサッカーの無回転シュートはこの原理で、不規則な変化が起きます。
- 打者やゴールキーパーははじめの変化を見てその変化の方向に体が反応します。ところが、その後、変化が止まったり、違う方向に変化を始めたりするので逆を突かれるのです。
- なお、ボールが回転しているときははく離のしかたが安定し、一定の変化を続けます。
【キーワード】 | はく離渦 |
【関連項目】 | 1円玉を水に沈める |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P174-179. 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P96-97 およびP198-199. |
更新日:2011.4.1