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ドルフィンジャンプ

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • 抵抗が小さい形を追求していくと、いわゆる「流線形」にいきつきます。
  • 流線形の最大の特徴は、後側がとがっていることです。このことによってはく離(渦が発生)を防ぎ、抵抗(抗力)が小さくなるようにしています。
  • 流線形の2番目の特徴は、前側が丸くなっていることです。後側の形状ほど重要ではありませんが、前側を丸くすることで、前側角部(エッジ)で起こるはく離を未然に防いでいます。
  • 前側をとがらせると抵抗が小さくなるように思うかもしれませんが、通常は丸のほうがいいです。とがらせると流れの当たり方によって前部ではく離が起こり、抵抗が大きくなる可能性があります。
  • 本来の流線形はもっとスリム(細い)ですが、この実験で使った形は浮力を大きくするため太めになっています。
  • 日本機械学会で行っていたコンテスト「流れと遊ぶアイデアコンテスト」では、水深30cmでバーを飛び越すものでした。大会記録は水面から1.6mです。
【キーワード】 流線形、抗力(流体の抵抗)、浮力
【関連項目】 浮力でジャンプ1
【参考】 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P148-153および P154-155.
石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P70-71 および P98.
【リンク】 https://scienceportal.jst.go.jp/feature/c033301/
(番組名「サイエンスバトル」で検索し、25番ドルフィンジャンプで飛び上がれ!を選択)

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更新日:2011.6.9