ゆっくり落ちるボール
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- メスシリンダーの中にボールを落とします。メスシリンダーとボールのすき間がせまいと、ボールはゆっくり落ちていきます。
- ボールの下にある空気がすき間を通って流れるとき、粘性摩擦がはたらいて流れを遅くします。そのため、メスシリンダー内の空気が通過するのに時間がかかり、ボールはゆっくり落ちていきます。空気がすき間を通りにくくなるので上流側(つまり下部)の圧力が大きくなり、この圧力がボールの落下を遅らせているという言い方もできます。
- カップを落としたときも同様にすき間がせまい場合にはゆっくりと落ちていきます。
- ドアクローザ(ドアをゆっくり閉める装置)でも同じ原理が使われています。
【キーワード】 | 粘性摩擦 |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P19 |
更新日:2013.12.1