四角い空気の輪?
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 「空気の輪」を四角い穴で実験するとどうなるでしょうか?
- ためしてみると丸い輪ができます。
- 四角い穴の場合、中の水は四角柱のような形で穴から出て、これがコア部となります。このコアと周囲の静止した水との間で粘性摩擦が作用して、はじめにできる渦輪は四角い形です。
- しかし、四角い渦輪はすぐに安定な丸い形の渦輪へと形を変えていきます。そのため空気の輪はほとんど丸くなっています。このことから、吹き出す穴の形は丸ではない適当な形でも丸い渦輪ができることがわかります。
- 以上から、空気は丸くつながった形で吹き出す必要ななく、周辺に細かい泡があるのでもいいし、中から適当な量の空気が混ざった水を吹き出してもよいことがわかります。吹き出す穴の形は丸でなくてもよいのです。
- うまく渦輪を作るコツは、短時間に勢いよく水を吹き出すこと、分布している空気はできるだけ細かくしておくことです。渦輪の回転が速いほど空気はよく集まるようになります。
【関連項目】 | 空気砲、空気の輪、遠心分離 |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P52-59. |
更新日:2013.6.1