外科手術?
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 水で満たされたペットボトルの底に銅球が沈んでいます。できるだけ中の水をこぼさないという条件で、銅球を取り出します。他に用意した道具は、ピンセット、割りばし(長さ3cmくらい)です。
- ペットボトルの側面には水平に切り込みが入れてあり、セロテープでふさいでいます。
- まずセロテープをはがしてみると、水はほとんどこぼれ出ません。
- 次に切り口を拡げて、割りばしをはさみます。水面がむき出しになりますが、中の水はあふれ出ません。これは、以前公開した「あふれ出ない水」と同じものです。
- キャップをしっかり閉めておくと、上部の圧力は高くも低くもなれます。このとき、側面で水面をむき出しにすると、そこが大気圧となり、上部の圧力は大気圧より低くなってバランスがとれます。
- 上下の圧力差は、水の密度×重力加速度×高さとなり、この圧力差で中の水の重さを支えます。そのため、水があふれ出ることはないのです。
- 開いた口からピンセットを入れ、中の銅球を取り出します。
【キーワード】 | 深さと圧力、表面張力 |
【関連項目】 | |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P38-41 およびP62-67. 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P18-19 およびP48-49、P52. |
更新日:2017.12.1