浮き沈みするイカ
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 準備する材料:スポイト、ナット大(M6)、ナット小(M5)、結束バンド、マヨネーズ空き容器(50g入)、ビニール袋、厚手のビニールシート(厚さ1~2mm)、ゴム風船、太い輪ゴム、広口ペットボトル
- スポイトにナットの大小を刺し、結束バンドで固定します。余分な部分をはさみで切ります。
- ビニール袋から足10本を切り出し、スポイトに巻き付けてセロテープで仮止めします。
- 巻いたビニールを結束バンドで固定します。浮沈子が完成です。
- マヨネーズの空き容器の上部と下部を切り落とし、三角形に切った厚手のビニールシートを上部にホッチキスどめします。(白のスプレー塗料で塗ってもよい)
- 先ほどの浮沈子を胴体に差し込み、両脇をホッチキスどめすればできあがりです。
- これを水に浮かべて、頭の先が少し浮き出るくらいにスポイト内の空気の量を調整します。
- 広口ペットボトルに水を満たし、イカを入れます。
- ゴム風船の口を切り、広口ペットボトルの口にかぶせ、太いゴムでしっかりととめます。このとき、中に空気が入らないように水で満たしたバケツの中で作業します。
- 口のゴム膜をピンポン球か、あるいは何か丸いもので押します。そうするとイカは沈み、力をゆるめると浮き上がります(ピンポン球などがなければ手のひらでも押せます)。
- 口を押すとペットボトル内の水と空気の圧力が大きくなります。空気が圧縮され、その体積が小さくなるので浮力が小さくなり、沈みます。逆に力をゆるめると空気が膨張し、浮力が大きくなり、浮き上がります。
【キーワード】 | 圧力、浮力 |
【関連項目】 | 浮沈子、浮き沈みするクラゲ |
【参考】 | 石綿良三「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P42-47. |
更新日:2018.12.1