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ななめにした円板を筒に落とす

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • 筒の中に軽い円板を落としてみましょう。この動画では、厚さ1mmの発泡スチレン板を使いました(なければ紙でもできます)。筒の太さより少しだけ小さな円の形に切ります。
  • 円板をななめに傾けてそっと手を離します。すると、円板はすぐに水平になってゆっくりと落ちていきます。
  • 円板が水平の場合、流れは左右に均等に分かれ、円板は水平のまま落ちていきます。
  • 円板を傾けて落とすと、流れの左右のバランスが崩れて(図の例では)右方向への流量が増えます。すると、よどみ点(流れが物体にあたる点。この付近の圧力が高くなる)は左にずれて、周辺の高圧部も左にずれます。その結果、円板には時計まわりの方向に回転させようとする作用(モーメント)が発生して、円板は水平になります。
  • 次に、円板を縦(鉛直方向)にして落とすと、途中で水平になります。
  • 円板が少しでも傾くと、ななめの円板と同じ理由で円板を水平にしようとするはたらきが起こり、円板は水平になります。水平が安定な状態なのです。
【キーワード】 粘性、空気抵抗
【関連項目】 水平にした円板を筒に落とす
【参考】 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P19.

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更新日:2018.8.1