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砂金はどこにあるの?

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • むかし、むかし、おじいさんが曲がる川の近くに住んでいました。おじいさんは砂金をすくって集めていました。
  • では、おじいさんは「1.曲がりの内側」、「2.川の中央あたり」、「3.曲がりの外側」のうち、どこで砂金をさがすとよいのでしょうか?
  • 砂金の代わりに、カラーのコピー用紙をシュレッダーで細かく切った紙きれ(ハサミで細かく切ってもよい)を用意し、水にひたしておきます。これは水に沈みますので、川の底付近を流れていきます。
  • これを上流から流してみると、曲がり部では内側へと流れて堆積していきます。ということで、「1.曲がりの内側」でさがすのが正解です。
  • 曲がる川の二次流れと堆積」で説明したように、曲がり部では二次流れによって水面付近では外側へ、底付近では内側へ流れていきます。ですから、底に沈むものは内側に流れていくのです。さらに、曲がりの終わり付近では流速が遅くなり、堆積しやくすなります。
  • また、曲がりのはじまり付近では外側で流れが遅くなりますので、ここでも堆積することもあります。ただし、二次流れによって内側に集められる曲がり後半と比べて量は少なくなります。
  • この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。
【キーワード】 曲がる川、二次流れ
【関連項目】 曲がる川の二次流れと堆積
【参考】 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P60-61.

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更新日:2019.6.1