筒の中に竜巻を作る
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 前に「深い所のボールを取り出す2」という実験を紹介しました。筒の中にある発泡スチロール球をドライヤーの風で取り出すというものです。
- ドライヤーからの風を筒の側壁近くで斜めに吹き、筒の中に竜巻のような渦(回転する流れ)を作ります。すると、ボールは上に上がってきます。
- 渦の中心近くでは、圧力が小さくなり、球の上部の圧力が小さくなります。一方、球の下側では空気の回転はゆるやかなので圧力は小さくなりません。そのため、球の上下の圧力差(上側が圧力小、下側が圧力大)によって球が浮き上がってくるのです。
- では、本当に筒の中で回転する流れができているのでしょうか? 確かめてみましょう。
- 筒の中に小さな発泡スチロール球(この動画では直径5mm)を入れて実験してみます。
- すると、筒の中で竜巻のような渦ができていることがわかります。
- この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。
【キーワード】 | 旋回流、渦 |
【関連項目】 | |
【参考】 | 石綿良三・根本光正「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P52-59. |
更新日:2022.10.1