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空気の流れを見る3(平板翼)

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • ビニールひもを使って空気の流れを観察してみましょう。
  • 薄くて軽い板(発泡スチレンなど)にストローをななめに取りつけます。これに竹串を通して上下に動くようにしておきます。
  • ななめになった平板に横から風を当てると、風は平板に当たって下向きに曲がる様子が観察できます。
  • 風が下向きに曲がるのは、平板によって下向きに押されるからです(風が当たっている平板の表面の圧力が高くなり、空気に下向きの力をあたえます。)
  • 平板は空気を下向きに曲げる代わりに、その反作用として流れから上向きの力を受けます。
  • 流れに垂直な方向の力を揚力といいます。揚力とは必ずしも上向きとは限りませんが、この場合には上向きの揚力になっています。
  • このような簡単な形でも揚力を発生でき、「平板翼」と呼ばれています。ただし、性能はあまりよくないのであまり使われていません。
  • この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。
【キーワード】

揚力

【関連項目】

平板翼

【参考】 石綿良三・根本光正「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P128-135.
石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P224.

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更新日:2022.12.1