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空気の流れを見る2(ななめに浮く風船)

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • ビニールひもを使って空気の流れを観察してみましょう。
  • 風船(大きさ45cmを使用)をドライヤーで吹き上げます。球を上げたとき(空気の流れを見る1(ななめに浮く球))と同じような様子が観察できます。
  • まず真上に上げてみましょう。風船のまわりの流れが観察できます。真上に上げたときは、抗力(空気抵抗)で浮いています。
  • 次に、ドライヤーを少しずつ傾けていきます。ななめに吹いても風船は浮いています。
  • ドライヤーからの風の中心線は風船の上3分の1くらいのあたりに当たっていることがわかります。
  • 長い1本のビニールひもを使って観察すると、風船に当たった流れが少し下向きに曲がっていることがわかります。
  • ドライヤーを傾けたときは、空気の流れが風船に沿って曲げられ(コアンダ効果)、空気には流れに垂直な方向に力(揚力)が作用します。また、空気抵抗(抗力)も作用し、これらの合力が重力とつりあう位置でバランスがとれるのです。
  • この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。
【キーワード】 物体まわりの流れの性質、コアンダ効果
【関連項目】

ななめに浮く風船

【参考】 石綿良三・根本光正「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P128-135.
石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P224.

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更新日:2022.12.1