短いストローと長いストロー

まずは見てみよう！

どんな実験？

実験手順と種あかし

• ストローを使った紙鉄砲で、ストローの長さを変えると飛び方はどう変わるのでしょうか。
  
• はじめに、短いストローで実験してみます。玉はあまり速く飛びません。ストローが短いため、はじめの空気の量が少ないのです。少ない空気ですと圧縮しても圧力はそれほど大きくはならないのです。そのため玉はあまり速くならないのです。
  
• 次に、長いストローで実験してみます。すると、「ポンッ」と鳴って、いきおいよく玉が飛び出します。はじめの空気の量が多い分だけ、圧縮されたときの空気の圧力は高くなります。この高圧で玉を打ち出しているのです。中の空気の圧力を高くすることがポイントです。
  ※「圧縮」とは、気体などをまわりから押して体積を小さくすることです。
  ※「圧力」とは、空気（気体）や水（液体）などがお互いどうしで押し合っている力です。正確には、
  (圧力) ＝ (力)÷(面積)
  はたらいている面積で力を割った値です。同じ大きさの力なら、小さな面積で受け止めているときほど圧力は大きく、大きな面積ほど圧力は小さくなります。
  
• この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。

【キーワード】	圧力
【関連項目】	紙鉄砲のしくみ
【参考】	石綿良三・根本光正「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P34－37. 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P14－15.

◀　前の実験へ 次の実験へ　▶