サイホンの原理2
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 前に「サイホンの原理」という実験を紹介しました。ホースの中を水で満たし、片方の端を水槽の中に、もう片方を水槽の外の低い位置にたらすと、水槽内の水がホースから流出するというものです。ホースの中が水で満たされていれば、水槽の水面よりも高い位置にあるホースの中も水が流れるという実験で、これをサイホンの原理といいます。
- サイホンの実験をするときには、前もってホースの中を水で満たさなければいけません。そこで、ホースの中を水で満たす方法を3通り紹介します。
- 1つ目は、水道の蛇口の水をホースの中に入れるという方法です。
- 2つ目は、水槽の水の中にホースをひたして、水を満たすという方法です。
- 3つ目は、水槽の水の中にホースの片側を沈め、少しだけ空中に出ている状態でホースの上側の端を指でふさぐ方法です。そのホースを少し上に持ちあげて、その先を外の低い位置にたらすとサイホンが始まります。この方法だと、手を水でぬらすことなく、簡単にできます。
- 3つ目で注目することは、①はじめにホースを引き上げたときに上の方に空気が残っていてもいい、②ホースを下げたときに水の先端が水面よりも下にあることです。
- この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。
【キーワード】 | サイホンの原理 |
【関連項目】 | サイホンの原理 |
【参考】 | 石綿良三・根本光正「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P98-101. |
更新日:2025.2.1