紙テープの輪をくるくる回す
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 紙テープで輪を作ります。これをドライヤーで吹いてくるくる循環させます。紙テープがなければ新聞紙などでもかまいません。
- くるくる回すときに、紙テープが暴れないようにガイドをつけておきます。今回の実験ではクリップを使いましたが、紙テープが左右にずれないようにできて、すべりやすいものであれば何でもかまいません。
- 風を吹くと紙テープがたなびくのは流れのはたらきによります。紙テープが下に曲がろうとするとそれに沿って空気の流れも曲げられます。このとき、流れには下向きの力、その反作用として紙テープには上向きの力がはたらき、紙テープが落ちないように支えられるのです。この原理はコアンダ効果によるものです。
- 紙テープが循環するのは、流れによって紙テープに粘性摩擦がはたらいて下流方向に引きずるからです。
【キーワード】 | 運動量理論、粘性摩擦 |
【関連項目】 | 放水器、紙を吹く、糸の輪をくるくる回す |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P128-133 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P218-219、P62-63 |
更新日:2017.4.1