風力船
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- ゴム動力を利用してプロペラを回転させて走る船を作ります。
- プロペラの軸にゴムを掛けたものを船体に固定します(ゴム動力部分は模型飛行機の工作キットの部品を使用)。
- まず、プロペラを逆方向に回転させ、ゴムを巻き上げます。
- プロペラを押さえている手を離すとプロペラが回転します。すると、風が後ろの方向に吹きます。このとき、プロペラは空気を後ろに押し出しますので、その反動(反作用)で船は前に進みます。
- このことをもう少し詳しく見てみましょう(拡大図)。回転しているプロペラにあたる風はプロペラによって向きを変えられ、後方に曲がります。このとき、流れを曲げるために空気に加えられた力と反対方向に、プロペラには「揚力」という力がはたらきます。すべての羽根にこの力がはたらき、その合力が前進する力になります。風力自動車と同じ原理です。
【キーワード】 | 回転翼、運動量理論 |
【関連項目】 | |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P192-197. 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P222-223. |
更新日:2018.2.1