川の水深と流れの速さ1
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 川の深さによって流れの速さはどのように変わるのでしょうか? 実験で確かめてみましょう。
- 川の流れの実験装置の直進部分の一部に浅瀬を作りました。動画のグレーの部分が浅瀬(水深2mmくらい)、黒い部分が深い部分(水深12mmくらい)です。
- 流れの中に細かな紙切れを浮かべると、浅瀬で流れが遅くなっていることがわかります。川の底付近では川底と水との間で粘性摩擦がはたらき、流れにブレーキをかけます。浅瀬ではこの影響を強く受けて、流れが遅くなるのです。一方、深い所では、川底付近を除けば粘性摩擦の影響はあまり強くなく、あまり減速されません。
- 粘性摩擦の影響で浅瀬の流れが遅くなるというこの現象は、浅瀬の水深が非常に小さい場合にみられます。ある程度の深さがあれば、このような減速はあまり顕著とはなりません。
【キーワード】 | 水深と速さの関係、粘性摩擦 |
【関連項目】 | |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P16-21. |
更新日:2019.6.1