流れ 2002年4月号 目次
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第79期各委員会からの報告:広報委員会
第79期広報委員会報告
委員長: 小西 義昭(日機装) 幹事: 姫野 龍太郎(理研)
広報委員会は時代の流れに従って大きく舵を切った年でした.
①10年続いた部門独自の行事である「洋上セミナー」の終了,それに代わる第1回「流れの夢コンテスト」の実施,
②印刷物による「ニュースレター」の廃刊とホームページにおける「ニュースレター」の発刊,
③ホームページの迅速性を生かした「E-mail座談会」の試み,の実行の期でした.
いずれも従来のシステム,方法とは異なったものを同時進行しましたので,結果は全て完成の域までは行っていませんが,その目指すところから大きく外れてはいないと思う.これは幹事と委員の方々のおかげです.
流れの夢コンテストは,洋上セミナーの流れをくむ学生主体の行事です.このため学生幹事を選出し,実行委員と共に内容の検討を行ないました.第1回は,平原助教授(埼玉大学)を中心に1年半以上の準備・検討期間の後,流れの夢のアイデアを募集し,ネット上で発表,審査し,そして最終選考に残った作品から2001年10月の流体工学部門講演会の会場で公開審査されました.最優秀者には部門表彰の会場でガラスの楯(多摩美術大学の川上教授デザイン)が渡されました.このコンテストは内容を毎年変え,秋の部門行事に合わせて行ないますので,前年の春から既に2002年の委員会は2001年の実行委員会と並行して伊藤教授(名古屋工業大学)を中心に活動を開始しています.2002年のテーマは「流れの夢コンテスト2002~ドリーム・マシーン~」で,流れを利用したまたは流れに関連したおもちゃのコンテストを,名古屋でJSME/KSME Fluid Engineering Conferenceに時期を合わせて行います.
アンケート調査結果によれば,これまでのニュースレターは資料として保存されている会員の方が多かったのですが,印刷物によるニュースレターは主に郵送料などの経済的理由から廃止としました.しかし,ホームページ化することで,従来費用の関係から使えなかったカラー表示が自由に使えるようになり,また最新の記事を配信することが可能になりました.高橋助教授(長岡技術科学大学)を中心にホームページ全体の活用が見直されて来ています.
E-mail座談会は時間,空間の制約を取り払った同時進行を目指した座談会で,第1回は「流体機械はどこへ行った」というテーマで試行した結果,中身が濃い分,参加者にも担当者にも非常な負担がかかることが分かりました.しかし,部門会員の意見,質問を司会者が取り込みながら双方向で進むことができる可能性も持っていますので,方法も試行しながら進める事としました.
1988年に部門制以降以来,再び部門の特色を出す必要がでてきている時期において,姫野幹事と委員の協力により,積極的な広報活動の方向性をいくらか示せたと思います.