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3個のボールを浮かべる2

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • 前の「3個のボールを浮かべる1」を首の長いサーキュレーターで実験してみましょう。発泡スチロール球は中空(直径10cm、中が空洞)のものを使います。
  • サーキュレーターの風の中に3つの球を入れると、お互いにぶつかり合ったり、あばれたりしますが外には落ちません。
  • この原理は「3個のボールを浮かべる1」と同じです。球が流れの外に出そうになると、球の近くの流れが球に沿って曲げられて(コアンダ効果)外に流出します。このとき、球と流れの間にはお互いどうしを引き寄せ合う向きに力がはたらきます。それによって、それぞれの球は外に飛び出さないのです。
  • 次に、3個の小さな球(6㎝、中はすべて発泡スチロール)を浮かべてみます。
  • 大きな球(10cm、中が空洞)のほうが小さな球よりも中にもどりやすいことがわかります。「3個のボールを浮かべる1」に比べて、この実験のほうがこの傾向がはっきりとわかります。
  • 首の長いサーキュレーターのほうが、風速が速く、遠く離れた所で浮くので、中にもどす力の大きさの差がはっきりと出るからです。
  • この実験動画はJSPS科研費 18K03956の助成を受けて制作しました。
【キーワード】 物体まわりの流れの性質、コアンダ効果
【関連項目】

3個のボールを浮かべる1出そうで出ないボール

【参考】

石綿良三・根本光正「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P128-133.

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更新日:2024.12.1