流れ 2012年9月号 目次
― 特集テーマ:燃料電池の流れ ―
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巻頭言
今号では,「燃料電池の流れ」を特集テーマとし,当該分野でご活躍中の方々にご執筆頂きました.燃料電池はその原理の発見から200年ほどの歴史がありますが,この50年ほどで実用化に向けた研究開発が進められ,現在では家庭用燃料電池が市販されるようになりました.今後は高効率化,高耐久化,小型化,低コスト化などを実現していくことで,エネルギー問題解決に向けて大きな役割を果たすことが期待されています.
今回の特集では,従来は観察が困難であった燃料電池内部の流れ現象について,実験と数値計算による最先端の研究成果を大変分かりやすくご紹介頂きました.知れば知るほど奥が深く興味深い現象であることを感じて頂ける内容となっております.これにより,燃料電池研究への関心を深める一助となれば幸いです.
末筆となりましたが,お忙しい中,話題を提供して頂きました執筆者の方々に深く御礼申し上げます.
9月号担当
荻野 正雄(名古屋大学)
大嶋 元啓(福井工業大学)
玉野 真司(名古屋工業大学)
更新日:2012.9.3