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流れ 2022年3月号 目次

― 特集テーマ: 流体工学部門講演会 3月号 ―

  1. 巻頭言
    (橋本,松田,朴)
  2. 印象派物理学への誘い:流体・界面などの研究から
    奥村 剛(お茶の水女子大学)
  3. 遠心羽根車の回転円板と静止円板間の隙間流れと摩擦トルクの関係
    阪井 健人,稲葉 夢乃,宮川 和芳(早稲田大学),佐野 岳志,前田 聡(三菱重工業株式会社)
  4. べき乗則流体の伸長レオロジーとせん断レオロジーの関係
    松本 祐月(東京農工大学),田川 義之(東京農工大学)
  5. 火炎旋風の魅力
    田中 実(明星大学)

 

巻頭言

 日本機械学会第99期流体工学部門講演会が新型コロナウイルス感染症に対する本学会の方針に基づいてオンラインでの開催になりました。2021年11月8日から10日の3日間にわたり、弘前大学の実行委員のご尽力により、お茶の水女子大学の奥村剛先生による基調講演、弘前大学の上條信彦先生による特別講演、14件のオーガナイズドセッションにて実施され,活発な討論が行われました。また、同日程にて今年で19回目となる流れの夢コンテストが開催されました。今回のテーマ「魅せる!流れの美しさ」に沿って3 チームの興味を惹く発表・作品がYouTube配信によるオンデマンド方式で展示されました。

 今回の特集は流体工学部門講演会とし、基調講演、特別講演、日本機械学会若手優秀講演フェロー賞、流体工学部門優秀講演者賞を受賞された講演者の方、並びに流れの夢コンテストでは入賞されたチームから話題提供をして頂きました。執筆していただいた多くの皆様のご協力により前後半の2回に分けて公開いたします。

 新型コロナウィルス感染症により講演会等の行事が制限されている状況ではありますが、情報交換の場を得るために工夫をしながら遠隔による開催を企画、実行された労力や多くの研究者によるご協力に対して改めて感銘を受ける次第です。本特集を通じて、流体工学部門の活動を多くの方々に広く知って頂き、更なる部門活動の研究交流及び活発化の一助になれば幸いです。

 末筆ではございますが、ご多忙中にも関わらず、特集について話題をご提供頂きました執筆者の皆様に厚く御礼申し上げます。

橋本時忠(佐賀大学)
松田昇一(琉球大学)
朴 炫珍(北海道大学)

更新日:2022.3.1